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     【 掲示俳句 】 273かい回 俳句ランド

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1 三方富士より秋望の湖五つ    丈

. 若狭の三方五湖レインボーラインに梅丈岳(バイジョウダケ標高300m)があり、三方富士とも呼ばれる。

2 燈台を真白く紅葉濃き岬    丈

3 鳴き砂の浜白々と秋高し    丈

4 外湯への下駄のカラコロ秋深し 丈

5 源泉の湯気の真白や紅葉濃し  丈

6 千年の湯宿をつつむ秋の声   丈

7 日は月のごとくまろまろ霧深し 丈

8 沈む日に艶をきはむる熟柿かな 丈

9 野良道を帰る弓張月を愛で   丈

10 冬立つや赤城嶺ずいと迫りきて 丈

11 眼さへ葉の色と化す子蟷螂  正憲

12 クーポンに膨らむ財布秋の風 正憲

13 錦秋の真つ只中に散居村   正憲

14 走り根の下に走り根今朝の冬 正憲

15 蜜柑山軽トラこんな処まで  正憲

16 鈴なりと言ふ成り年の捨蜜柑 正憲

17 簪を拾ふ権禰宜神の留守   正憲

18 積まれたる土嚢もろとも秋出水 正憲

19 蟷螂の鎌光らせて口拭ふ    正憲

20 冬立つや足湯に揃ふ膝がしら  正憲 

21 雨音に木の実降る音まぎれをり  史

22 別れ行く分水嶺の落葉かな    史

23 高原は見渡す限り芒原      史

24 友人は芒原へと消へゆけり    史

25 地上へと青首伸ばす大根畑    史

26 明るくて広き寺裏大根畑     史

27 土のつく大根洗ふ小川かな    史

28 冬紅葉試歩のコースを変へにけり 史

29 冬紅葉散ってころころベンチまで 史

30 刻打ちの太鼓に間あり冬紅葉   史

31  此処かつていがの山城烏瓜  逸郎

32 屋根の猫しばし動かず鳥渡る 逸郎

33 開拓の畝秋天へつづきけり  逸郎

34 信楽の狸腹出す小春かな   逸郎

35 窯元の陶片ひかり冬に入る  逸郎

36 大銀杏一葉も付けず冬に入る 逸郎

37 世相など忘れもすなり七五三 逸郎

38 窯元の冬の陶片艶失せず   逸郎

39 廃鉱の入り口落葉うづたかし 逸郎

40 間歩口へ寄来る落葉舞ひにけり 逸郎

 以上

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       【兼題の俳句 】 272回 俳句ランド

次回273回 の兼題は「 息白し 」「 コート 」(両方とも派生語を含む)とします。

奮って投句下さい。

参照:272の兼題は「  石蕗の花 」  「小春 」(両方とも派生語を含む)

参照:271回の兼題は「 渡り鳥 」「鳥威」(両方とも派生語を含む)

参照:270回の兼題は 「 柿 」 「夜長」(両方とも派生語を含む)

参照:269回の兼題は、「  墓参 」  「 残暑(秋暑し)」(両方とも派生語を含む)。 

 

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    272回 兼題句    石蕗の花」「小春」(両方とも派生語を含む)

 1 機上より小春の東京湾の波 丈

 2 竜馬像あふぐ小春の桂浜         丈

 3 讃岐路の山のまろまろ小春風     丈 

 4 城壁の裾の華やぎ石蕗の花      丈

 5 石蕗咲いて明るき雨の庭の隅  丈

 6     名は知らぬ魚の跳ぬる小春凪 逸郎

  7 小春日や腹出し笑まふ陶狸  逸郎

  8 小春日や黄色の花の辻々に  逸郎

  9 石蕗の花真つ黄黄の蝶隠る  逸郎

 以上