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     【 掲示俳句 】 274回 俳句ランド

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 274回投句

1 足摺へ同行二人片時雨  丈

2 秋澄むや四万十川(しまんと)に濃き山の影 丈

3 秋興や四万十川へ舟を出し      丈

4 自転車を除けて時雨の沈下橋  丈

5 高きより小春の瀬戸の大架橋  丈

6 泉水に松の影濃き水の秋          丈

7 初霜や見知らぬ鳥のこゑの澄み 丈

8 霜晴や双峰確と遠筑波              丈

9 身構へて地に伏すかたち冬の草 丈

10 人住まぬ家の門辺の花八手      丈

 11 伊那谷の夕日にまみれ吊し 正憲

12 大寺の撞木六尺年用意     正憲

13 吊り橋の踏み板二枚山眠る 正憲

14 みづうみに日の渡りゆく冬至かな 正憲

15 木枯しと少年の乗る一輌車   正憲

16 大木を見上ぐ背高泡立草     正憲

17 動く影動かざる影冬日向     正憲

18 老犬の弛びし首輪日向ぼこ     正憲

19 引く波の後のしづけさ開戦日 正憲

20 寒風にメガホンの声戻さるる 正憲 

 21 運根鈍「ん」の字集め七五三  逸郎

22 落栗の笑みを残して暮れにけり 逸郎

23 四五本の串柿なれど山の風   逸郎

24 ラッセル車先づは掘出す雪の朝 逸郎

25 石垣の少し崩れて冬ざるる   逸郎

26 太陽光発電パネル冬日燦    逸郎

27 北国の鱈の一塩舌つづみ    逸郎

28 敷藁とて穢れのあらず冬牡丹  逸郎

29 この白さ神の庇護かや寒牡丹  逸郎

30 この白さ濁世に遠き寒牡丹   逸郎

以上

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       【兼題の俳句 】 274回 俳句ランド

次回276回 の兼題は「  」「   」(両方とも派生語を含む)とします。

奮って投句下さい。

275回:兼題 正月 」「  悴む 」(両方とも派生語を含む)

274回も兼題 「 息白し 」「 コート 」(両方とも派生語を含む)

参照:273回の兼題は     (両方とも派生語を含む)

参照:272の兼題は「  石蕗の花 」  「小春 」(両方とも派生語を含む)

参照:271回の兼題は「 渡り鳥 」「鳥威」(両方とも派生語を含む)

 

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    274回 兼題句  「 息白し 」「 コート 」(両方とも派生語を含む)

1 電車待つ外套の列長々と  丈

2 帽目深ロングコートに身を包み 丈

3 息白く待ちて急行通過駅      丈

4 白息や大河の果てに遠筑波  丈

 5 朝の富士見むと堤へ息白く  丈

 6 色と柄迷ひてコート買ひそびる  逸郎

7 怒り肩くっきり残る掛コート   逸郎

8 コート掛けやる子の寝顔緩みをり 逸郎

9 子の寝顔笑ふがごとしコート掛け 逸郎

10 歳八十懸垂八回息しろし     逸郎

以上