注.【 兼題の俳句 】は、このページを下へスクロールして下さい。

  

     【 掲示俳句 】 276回 俳句ランド

掲示俳句の投稿は、適宜 連絡先 へお願いします。

掲示俳句への感想は、この掲示俳句をE-メールにコピーして、記入した感想の最後に記入者の記号俳句太郎なら(Th) を記入して下さい。

尚 [天] [地]  [人] の選出3句は(Th)などの前に記して送信下さい。 

        276回投句

1 浅間嶺の真白く冬の野

2 寒風の未明を新聞配達夫     丈

3 連山の白きを仰ぎ冬田道     丈

4 飛行機雲一縷を許し冬の空    丈

5 大寒や色艶深め池の鯉      丈

6 春立つやあはき雲間にヘリの音  丈

7 シャッターをひねもす揺すり春北風 丈

8 日はあれど風の身を切る余寒かな  丈

9 芍薬の芽の日を弾く力かな    丈

10  浅春の日を浴び神の大銀杏    丈

11 堰越ゆる水の膨らみ春隣     正憲

12 冬の水濁らせ鍬を洗ひけり    正憲

12 蹲の円を取り出す薄氷      正憲

14 大寒のグランドに鳴るホイッスル 正憲

15 もてなしの汁粉の箸もどんどの火 正憲

16 冴返る崖すれすれに一輌車    正憲

17 氷柱の真白き瓦礫多喜二の忌   正憲

18 調停の紙一枚の余寒かな     正憲

19 とりどりの駐輪シール大試験   正憲

20 大寒の大地へユンボ打ち下ろす  正憲 

21 咳くしゃみ一つに世界沸きにけり  逸郎

22 震災の処々の窪みや薄氷      逸郎

23 黒髪を乱して歌留多取りにけり   逸郎

24 恋歌札取るや白衣の天使去る    逸郎

25 春立つやへそまるだしの陶狸    逸郎

26 梅東風や文人墨客碑を統べて    逸郎

27 梅東風やエアロバイクの窓叩き   逸郎

28 エアロバイクゆったり漕いで外は春 逸郎

29 口で知るほろにがきもの蕗の薹   逸郎

30 おどおどと出でては失する蜥蜴かな 逸郎

以上

  ////////////////////////////////////////////////////////

       【兼題の俳句 】 276回 俳句ランド

次回277回 の兼題は「 春の雪 」「 木の芽 」(両方とも派生語を含む)です。奮って投句下さい。

参照276回の兼題は「 梅 」「東風 」(両方とも派生語を含む)

参照275回 の兼題は「 正月 」「  悴む 」(両方とも派生語を含む)

参照274回も兼題 「 息白し 」「 コート 」(両方とも派生語を含む)

  

  兼題の俳句への感想は、このページをコピーして、感想の最後に 俳句太郎なら(Th)と 記入して、 連絡先 へメール下さい。

 

    276回 兼題句 「 梅 」「東風 」(両方とも派生語を含む)

  花の兄といふ一輪の白さかな   丈

  好文木香る水戸藩校の門     丈

3 梅が香や弘道館の長廊下     丈

4 梅東風や絵馬かたかたと囃しあひ 丈

5 夕東風や嬥歌の山の影を濃く   丈

6 梅東風や長子の家の在り所  逸郎

7 梅東風や山河変らぬ父母の里 逸郎

8 地震跡の薄氷殊に照り返す  逸郎

9 震災の跡の薄氷踏み惑ふ   逸郎

* 逸郎の2句は、梅と勘違いで薄氷の句となっていますです、謝。

以上                         

            先連    if-everest@xj.commufa.jp