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【 掲示俳句 】 277回 俳句ランド
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277回 掲示俳句の投句
1 春一番覚めよとばかり樹々揺すり 丈
2 太白の月に寄り添ふ寒戻り 丈
3 山肌をほのと赤らめ木の芽風 丈
4 借景の富士清らなる梅の園 丈
5 竹秋や下田街道との曇り 丈
6 山の日の眩しきまでにわさび沢 丈
7 部屋中に吊し飾りを雛の家 丈
8 見るほどに飽かぬ面差し内裏雛 丈
9 椿くれなゐ島のあんこの若からず 丈
10 桜白々御神火の山晴れて 丈
11 観梅や杜牧の酒旗の翻り 正憲
12 みづうみに大河の記憶春の月 正憲
13 竿先にかすかな魚信春兆す 正憲
14 SLの汽笛全力山笑ふ 正憲
15 病める子の折りては立たす紙雛 正憲
16 啓蟄やナウマン象の足の跡 正憲
17 蛇穴を出づ白濁の眼持ち 正憲
18 一つ枝の先の先まで春の雨 正憲
19 椿落つ雨の舗道の真くれなゐ 正憲
20 寄せ書きに若き日の声初桜 正憲
21 陶狸肩肘張らず水温む 逸郎
22 鳥声の絶えぬ墳丘水温む 逸郎
23 見下ろせる梅園処々に紅ほのか 逸郎
24 晴天や花散りかかる右近の碑 逸郎
25 八咫烏宮や頻りに落花舞ふ 逸郎
26 空広しひろして雲雀鳴き続く 逸郎
28 向日葵や高きに黄色押し出して 逸郎
29 薫風や国宝殿に佇みて 逸郎
30 月ヶ瀬のここら茶畑風光る 逸郎
以上
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【兼題の俳句 】 277回 俳句ランド
次回278回 の兼題は「 朧 」「 磯遊 」(両方とも派生語を含む)です。奮って投句下さい。
次回277回 の兼題は「 木の芽 」「春の雪 」(両方とも派生語を含む)
参照276回の兼題は「 梅 」「東風 」(両方とも派生語を含む)
277回兼題句「 木の芽 」「春の雪 」 春の雪 」「木の芽 」(両方とも派生語を含む)
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1 春雪を被き水辺の姫小松 丈
2 踊子の像へ天城の春の雪 丈
3 狩野川を幾たび渡り芽吹山 丈
4 芽起しの雨や湖畔の宿に覚め 丈
5 木の芽張る山路に鳥のこゑ絶えず 丈
6 国宝の本殿囲む木の芽かな 逸郎
7 国宝の本殿開けず木の芽風 逸郎
8 魚の香と覚ゆる木の芽魚屋道 逸郎
9 墳丘の散らばる里や忘れ雪 逸郎
以上