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     【 掲示俳句 】 278回 俳句ランド

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1 朝の日を受けて艶増す紅椿   丈

2 疎ましきまで落椿散椿     丈

3 庭掃くや時に楠若葉を見上げ  丈

4 庭を掃く春告鳥の鳴くあした  丈

5 ころころとこゑがころげて河原鶸 丈

6 晴朗のみ空のこして春疾風  丈

7 連山の日々に遠のく彼岸前  丈

8 老木の万朶揺らして養花天  丈

9 枝先を低く差しのべ老桜   丈

10 鳥のこゑ絶えぬ老木花の昼  丈

11 堰越ゆる水音高し蕗の薹    正憲

12 花桃のトンネル凡そ三百歩   正憲

13 軒下のささらを鳴らす雪解風 正憲

14 脚生れて蝌蚪の国より出でにけり 正憲

15 湧水の泡の連なり蝌蚪生まる 正憲

16 ジーンズの穴春風を通しけり 正憲

17 ぶら下がるだけの鉄棒卒業期 正憲

18 アルプスの届かざる空花辛夷 正憲

19 藩校に今も杉の戸卒業期      正憲

20 油彩画のごとき夕空復活祭     正憲

21 国宝の本殿かこむ木の芽かな    逸郎

22 国宝の社殿開かず木の芽雨   逸郎

23 男神女神連理の杉に囀れり     逸郎

24 阿吽像近寄るはなし日脚伸ぶ  逸郎

25 春雨や濡れ立つ右近少年像   逸郎

26 薬膳と伝はる寺の木の芽和     逸郎

27 薬膳の真ん中占める木の芽和  逸郎

28 思ひ切り垂るる藤房棚高く    逸郎

29 白藤の垂れて隠るる磨崖仏   逸郎

30 大小の竹の子石と巌かな     逸郎

31 故郷の草餅買ふは裏小径    逸郎

 以上

 

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       【兼題の俳句 】 278回 俳句ランド

次回279回の兼題は「 新緑 」「 五月 」(両方とも派生語を含む)です。奮って投句下さい。

参照278回 の兼題は「 朧 」「 磯遊 」(両方とも派生語を含む)

参照277回 の兼題は「 木の芽 」「春の雪 」(両方とも派生語を含む)

 

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 1 朧夜の家路ゆるりと旅の果  丈 

2 朧夜を帰る久方振りの子等  丈

3 たわい無き買物ひとつ月朧  丈

4 子は下着までも濡らして磯遊 丈

5 ふるさとは海なきところ磯遊 丈

6 帆船の白のまばゆし磯遊   丈

6 帆船の白のまばゆし磯遊   丈

7 磯遊知らぬ子に潮ひくに引く 逸郎 

8  素足もて逸る八十路の磯遊   逸郎

9  三輪山の朧にすする麺細し   逸郎

10  蹌踉の病犬連れて朧道     逸郎

11   母の背の子は泣き止めり朧月   逸郎

以上                     

            先連    if-everest@xj.commufa.jp